入院、外来、訪問リハビリテーションを3本の柱として、急性期から慢性期(生活期)まで多岐にわたる、様々な疾患を有した患者様の評価・訓練・生活指導を含めた支援を行っています。
リハビリテーション科では、「理学療法士」が21名、「作業療法士」が4名、「言語聴覚士」が2名、そして助手1名の計28名という充実したスタッフ体制により、手厚いリハビリテーションを実現しています。
新卒から入職した若いスタッフが多いことが特徴であり、年齢構成としては20代中盤から後半、男女比も半々と偏りがなく、リハビリテーション室はいつも明るく活気にあふれています。
手術前から、治療後の自宅に帰る前までのサポート、自宅に帰ってからは外来リハビリテーション、さらに病院に来ることが難しい患者さまには、こちらからご自宅に伺う訪問リハビリテーションを実施するなど、入院・外来・訪問リハビリテーションを3本の柱として、急性期から慢性期まで、切れ目のない多岐にわたるリハビリテーションを提供できることが当院の大きな強みです。
一人ひとりの患者さまにしっかりと寄り添った、丁寧できめ細かいリハビリテーションを提供するためには、充実したスタッフ体制だけではなく、スタッフ一人ひとりの高度な専門性の追究や自己研鑽も非常に重要です。リハビリテーション科では人材育成・教育にも力を入れており、症例発表会による知識や経験の共有、関節や内部障害といったテーマ別に各スタッフが担当して発表する勉強会などを定期的に実施しています。新人からベテランまで年齢や経験に関係なく活発な意見交換が行われており、こうした環境も患者さんに質の高いリハビリテーションを提供することにつながっています。
今後もスタッフ体制の充実を図りながら、より手厚いリハビリテーション体制を整え、一人ひとりの患者さま、ご利用者さまの多様なニーズに応えることができる、満足度の高いリハビリテーションの提供をめざしていきます。
リハビリテーション科 理学療法士 係長
木口 基也 (きぐち・もとや)
理学療法士:21名
歩く・立つ・座るなど日常生活で基本となる身体機能の回復を支援します。
作業療法士:4名
日常生活でのすべての活動(作業)における動作の改善や維持を支援します。
言語聴覚士:2名
話す・聞く・食べることの指導を行います。
助手:1名
計 28名
急性期病棟では、整形疾患を抱えた方の手術前後から、また内科・外科的な疾患を急性発症した方などを対象に、機能回復を目的としたリハビリテーションを提供しています。療養病棟では慢性期の治療ステージにある患者様を対象に、長期に渡る療養を目的とし、機能維持やALD改善などを目的としたリハビリテーションを実施しています。地域包括ケア病棟では、急性期治療を経過し、症状が安定した方に対して在宅や介護施設への復帰支援に向けたリハビリテーションを展開しています。
退院後のフォローや事故・労災による物理療法、慢性疾患や日常生活で抱える痛みなどに対して多岐にわたる治療を行っています。介入に際しては個別プログラムを作成しマンツーマンでのリハビリを実施しています。また、患者様には2週間おきに診察を受けて頂いており、主治医とも密に連携を図りながら実施しています。
退院後の生活に不安のある方に対する短期的な介入から安定した在宅生活を希望される方に対する長期的な介入まで、幅広く利用者様1人1人のニーズに応じたサービスを提供しています。家屋環境に合わせた機能訓練や生活指導などの屋内動作はもちろんのこと、車の乗り降りや屋外歩行など外出時を想定した広い生活圏へのアプローチも行っています。